[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「近いんですけど、すみません。通町筋までお願いします」
その日は雨だったこともあり、ちょうど通りがかったタクシーを拾って、運転手さんにお願いした。
「通町筋ですね。ていうかお客さんすごかですね~。何万分のイチの確率ですばい。」
と運転手さん
「ん…ええッ?? どういう意味ですか???」
唐突に意味の分からないことを言われたので思わず聞き返す。
「実はですねお客さん。私、この運転がタクシー運転手としての最後の仕事なんです。
昔から娘とお店をやろうって約束してましてね。資金が貯って夢が実現することになったから、今日でこの仕事最後なんですよ^^。
でね、私タクシーの運転手始めた時から決めてたんです。
最後に乗せたお客さんからは料金貰わない、タダにしようって。
それが、今日の今なんです^^」
大江のダイエーの交差点の右折待ち、そう話してくれた。
偶然拾ったタクシーの中での突然の感動話
話す言葉、話し方のひとつひとつが感慨深げで
こんな素敵な偶然もあるものだなと。
産業道路から、突き当りに熊本城を臨む電車通りに右折で入り、目的地に着くまでの数分間、運転手さんはこれからしたいこと等を話してくれました。
そして、降車の時
「ありがとうございました」
と深い皺が刻まれたやさしい笑顔でひとこと。
私も何度もお礼を言って、車内の写真も撮らせて頂いて御別れを。
そして、この感動を誰かに伝えたくて携帯を取り出し、TEL。
プルルルルルッ
「…はい、もしもしiijimaです」
「あ、もしもし??? 今すっごい感動することがあって! ほんっと熊本の人ってあったかいんだな(*´д`*)」
「あ、担当(^^)。お疲れ様です~。確かに熊本いい人おおいけど、唐突に何なんスか???」
…って私が、担当から聞いた話がそのタクシーの運転手さんの話だった、って話です(^^)
電話で聞いたとき、ものすごく感動して
っていうか、そんなドラマみたいな話が実際あるんだーって思って。
うちのスタッフは意外にみんな感動屋なので、その話をきいてすごく感動してました。
運転手さんの粋な心意気。
そしてやさしい素敵な夢。
娘さんとのお店がどうぞ成功しますように、担当をはじめabcスタッフ一同心からお祈りいたします
以上、担当のつもりになって書いた日記でした。
出会いってどれも特別ですよね。
出会えたことに、感謝です。
みなさま、いつもどうもありがとうございます<m(__)m>
BY IIJIMA